ビーイングバリュー経営を実践するための10の美意識
2021.04.28
「縁を大事に扱う」
~組織で働く、縁~
就職、採用。
働く側からすれば、就職活動
経営者からすれば、採用活動
いずれにとっても、ご縁づくりの場です。
組織開発の関わりの中で、
採用面接に同席をする場面があります。
履歴書をもとに、キャリアを聞く。
やってもらう担当業務を伝える。
報酬体系を説明する。
あとは、フィーリング頼み。。
このパターン、結構多いです。
人は実際に仕事を一緒にしてみないと わからない、 確かに、その通りです。
もう少し、人物を知りたいから、
これまで取り組んできたことなどを聞く。
新卒なら、サークル活動や部活動など、、
会社員時代、新卒採用の面接は、
毎年駆り出されてやりました。
人事部のガイダンスに従い、
サークルや部活動の取組みを聞く。
お決まりのネタなので、
学生の皆さん、さすがにキッチリ
仕上げてきます。
なぜか、みんな、サークルや部活の
リーダーか、幹事的、取りまとめ的役割で、
先輩と後輩の間で苦労したが、
つなぎ役として役割を果たした、という
ストーリーを流暢に話ししてくれます。
これを聞くと、そんなに面白味はなくても
話はしっかりしてるし、
組織の中でもうまくやってくれそうだと、
感じさせてくれます。
でも、これだけでは、その人が持っている
価値観までは、把握できません。
ビーイングバリュー経営では、
購買とは、価値交換の仕組みだと解説していますが、
就職も、まさに価値交換の仕組みそのものです。
社員は、労働を提供し、
会社は、対価として報酬を与える。
これを約束するのが、就職です。
社員は、会社に組織貢献という価値を提供し、
会社から、自身の成長(自己実現)という価値を得る。
この価値交換がうまくいっている時は、 会社と社員はいい関係でいられます。
採用面接は、この価値交換がうまくいきそうか
どうかを探る場面ということになります。
縁あって、同じ席につき、一緒に働くか否かを
お互いに値踏みする場。
自社の価値を語る。
何のために、その事業を行っているのか。
顧客にどんな価値を提供しているのか。
経営者は、どんなことを大切にしているのか。
求職者には、その人が大切にしていることを聞く。
それを具体的な場面などで、聞く。
価値観が重なる部分が大きければ、
その社員の方は、長くいいパフォーマンスを
発揮してくれる期待大です。
採用面接を、
業務内容や待遇、学歴や職歴といった
目に見えるスペックの確認だけでなく、
お互いの価値観を確認する時間とする。
あり方を定め、価値をつくる。 ビーイングバリュー経営視点の 採用面接をぜひ!
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