10の美意識
2021.07.28 2021.07.26
ビーイングバリュー経営を 実践するための10の美意識。 今月のお題は、、 「次世代により良いものをつなぐ」 ~あり方をつなぐ事業承継~ 事業経営最大の課題。事業承継。 事業を引き渡す側、引き継ぐ側。 承継の時期、承継の手順。 状況は、様々。 業種、業態、事業規模によっても 形態は異なります。 何と言っても 経営者のキャラクターによって 状況は大きく変わります。 2つとして同じケースはありません。 正解はない課題です。 正解はないですが、 ビーイングバリュー視点で 最も重要視する点。 それは、あり方のバトンです。 事業の持つ価値の伝承。あり方の伝承です。 このあり方の伝承がしっかりなされていない ケースが実に多い。 拡大路線だ。選択と集中だ。スリム化だ。 高級路線だ。大衆路線だ。 DX投資だ。人材投資だ。 こんな経営方針の違いで、事業承継後も 先代と承継した経営者がぶつかる場面に よくで食わします。 これらは、いずれもやり方の衝突です。 正解がない時代において、 どちらが正解とは言えないことがほとんです。 でも、誰もが自分が正しいと考えます。 得ている情報のリソース、 ビジョンの時間軸などでも、 考え方は、大きく異なります。 そこから生まれるのは、対立でしかありません。 関係が親子になると、 生い立ちにおける出来事が影響したりも しますので、 ますますやっかいです。 これに巻き込まれる社員の皆さんは、 たまったものではありません。 では、どうするか。 考え方の違いを乗り越えるもの。 あり方の合意です。 自社のあり方にブレがなければ、 方法論は、対話で乗り超えられるものですし、 継承した以上は、方法論には口を出さないのが 事業承継の基本ルールです。 自社事業の価値、 何のためにその事業を行っているのか。 時代が変わっても、 変えずに大切にし続けるもの、 事業理念。 これらを、きちんと継承すること。 あり方のバトンです。 もし、あり方の部分で、 考え方に相違があるのであれば、 それは、引き渡す経営者として 的確ではないということになります。 ブレない自社のあり方を定めること。 定めた自社のあり方を、 様々な場面で共有し続けること。 事業承継をスムーズに進める、 より良いものを次世代につなぐ 最大のポイントです。 皆さんの会社は、 あり方のバトン、うまく渡せていますか。 それでは、今日も素敵な一日を!
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