ビーイングバリュー経営を実践するための10の美意識
2021.07.07
「次世代により良いものをつなぐ」
~正解がないものに挑む力~
先日、ビーイング・バリュー協会で 栃木県佐野市の小学6年生を対象とした イノベーション授業を行う機会をいただきました。
対象は、次の時代を担う
小学6年生4クラスの子供たち。
授業のテーマは、 ズバリ、「正解がないものに挑む」
初日午後に2クラス、翌日午前中に2クラスと、
2日間にわたり、ガッツリ授業。
メインファシリテーターは、ゆうこりん。
(ゆうこりん、2日にわたりお疲れ様でした)
冒頭、正解がないことに挑むということを解説。
3×3は? 9
3+3は? 6
みんな、元気に答えてくれます。
これは正解がある問題。
正解がある問題で、正解をきちんと出す力は大切。
ただ、世の中は、正解があることばかりではない。
今日は、正解がない課題に挑む時間であることを宣言します。
スタートは、もちろん、5グランドルール。
さらに、正解がないものに挑む上での注意点を解説。
1時限目は、自分との対話。
イノベーション授業には、
イノベーションカードの出番です。
自分でテーマを決めて、カードの問いかけに対し、
書き出していく。
サッカーが上手になりたい。
テストで100点をとりたい。
弟とケンカをしないようにしたい。
それぞれが、テーマも自分で決めます。
ここで、早くも手が止まる子たちがいます。
自分で、問いを立てる力。
これ自体が、最初の関門になります。
小学生に対しても、容赦なく、時間をきる。
これが、ビーイングバリュー流。。
近づいて、ヒントを与える。
自分で決められず、
隣の子の課題を、そのままマネする子もいたりで、
なんとかセット完了。
あとは、イノベーションワールド。
大きくする小さくする。
起こってはいけないことは?
買ってみる。
カードを引きながら、次々と出てくる問いかけに、
思い思いに書き出していきます。
進めるうちに心の壁が取れて、
思いついたことを書き出すことに
躊躇がなくなってくるのが見ていてわかります。
最初は、テーマをあげるところで手が止まっていた子が、
夢中になって、鉛筆を動かし始めます。
子どもたちの中で、イノベーションが起きるのを
体感できる瞬間。
これ、ビーイングバリューワークの醍醐味です。
しびれます!!
ご両親が見たら、涙ものです。
2時限目は、チームの時間。
一つの課題にチームで対話に挑む。
もちろん、正解はありません。
付箋に書き出しては、模造紙に貼っていく。
大人のワークと、手順は同じです。
お題は、
スゴイスゴーーーイ学校をつくる
など
-すべて書き出してみる。 宿題がない、ゲームがやり放題、 空飛ぶ教室、おいしい給食、、
-最も大切なことは?
自由。
(おいおい。そんなに自由がないんかい。)
最後に、チームで一つにまとめる。
同じこたえはありません。
それぞれが、正解がないことに対し、
自分たちで見つけたこたえです。
正解がないことに挑む力。 ビーイング・バリュー協会が 次の世代につなぎたい、最も大切な力です。
それでは、今日も素敵な1日を!
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