ビーイングバリュー経営を実践するための10の美意識
2021.06.09
「世の中の風通しを良くする」
~社風と風通し~
社風とは、会社の風土。
会社の中の風の吹き方も、さまざまです。
上から下にビュービュー風が吹く会社。
横の風通しがいい会社。
そよそよと優しい風がなびく会社。
まったく風が吹かない、凪(なぎ)の会社。
風は、エネルギーの流れです。
気象学的には、横に流れるのが風。
上下の流れは、気流と、区分されているようです。
ここでは、気流もあわせて、風としておきます。
カリスマオーナーがいるオーナー企業は、
上から下に強い風が吹く。
下から上にはあまり、風は流れません。
文句はあっても、声には出さない。
どこか、あきらめが定着している。
自分たちで風を起こすエネルギーはあまりない。
オーナーがいる時は、ビュービュー風が吹きますが、
オーナーがいないと、エネルギーの流れも少ない。
陰口が多く、ジメジメ、蒸し蒸し。
これは、風通しがいい状態とは言えません。
部署の壁が高い会社。
部署の中では、論議も活発に行われ、
皆さんエネルギッシュに活動している。
風向きも刻々変化する。
もしくは、部署の中も穏やかで、淡々と仕事が
行われている。
風の流れは、凪に近い。
部署の中の風の状態は異なりますが、
部署の壁は高く、部署を超えた風は、
あまりない。
会社全体として見ると、
風通しがいい社風とはいえません。
風通しという観点から見れば、 外からの風の流れも重要です。
中の風の流れだけだと、
やはり、淀みやつまりが生じます。
たまには、窓を全開にして、
外の風を思いっきり取り入れる。
もしくは、常に外の風が流れ込む
ように、つくりを工夫する。
強い風が吹き荒れるのが、
いい状態だとはいえません。
特に、一方向からだけの強い風が
吹くのは、建物のへたりが早まります。
いろんな方向から、適度に心地よい
風が流れる。
部署の壁で風の流れが遮られない。
風通しが良い状態。
会社の風は、人がつくるもの。
人のエネルギーの流れが風をつくります。
皆さんの会社(職場)の中の風の流れ、
いかがでしょうか。
それでは、今日も素敵な1日を!
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